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アベノミクスは失敗に終わるのか?〜円高ドル高への回帰

特に大きな動きもなさそうだったのですっかり間が空いてしまいましたが、そろそろ転機を迎えそうなアベノミクスということで、いくつかチャートを見て検証したいと思います。

 

まず、ユーロドルの週足。去年の夏に書いた記事(ユーロはしばらく落ちない?参議院選後~年末の為替 - ウェブ屋ブログ)で、昨年の12月にユーロドルはピークを迎える可能性を考えていたんですが、2月からさらに反発したところで、すでに3月の1.396でピークを迎えた可能性は高い気がします。

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月足ではキレイに雲の上限で弾かれています。となると、月足レベルではディセンディングトライアングルを描いていくことになるため、このまま1.3を割り込むことになれば、1.2を割れ、いよいよパリティに向かって動いていくことになりかねません。

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すべてのドルストレートで頭打ちの可能性が出ているので、全面的なドル高に回帰する可能性は高いです。この暴落の可能性は同時にクロス円のチャートにも表れています。

 

豪円の月足チャート。

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リーマンショック以降の上昇を調整波と取れば、すでに2段で昨年の3月にはトップアウトを達成していた、という可能性が考えられます。豪ドル/ドルにおいてもすでに下落波の最中で、0.85を割り込む可能性は高いように思います。

となれば、どの程度の速度で進むかはわかりませんが、豪円はリーマンショック以降の60円を割り込むような暴落も覚悟しなければならない局面に立っていると考えられます。

 

これはすべてのクロス円のチャートにおいて見られる傾向ですので、アベノミクスが推し進めてきた円安政策は失敗に終わり、インフレターゲットの達成も困難に陥る可能性を示唆しています。

先日からNYダウの頭打ちの可能性も見て取れましたが、どこかのタイミングでダウと日経の暴落、そして円高への回帰へと進むのではないかと思いますが、とにかくもう下がったら買う相場ではなくなった気がします。

もしも今年に株が崩れれば、世界恐慌にもなりかねない暴落がくるかもしれません。