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夏まで円安は続く?クロス円はこれからダイアゴナルトライアングルを描くか

さて、5月になってそろそろ危ない空気も漂っていた相場ですが、現状の下値のラインですでに跳ね返りを見せたことで、5月の下落の可能性は限りなく低くなった気がします。

特にドル円はもう102のラインすら弾かれているので下を抜けるにはよほど上から落とさなければ厳しい状況かと思います。

 

となると、景気が下向くと言われていたQ2ですが、相場はそれに反して上に向かうしかないという状況になってます。おそらく指標はどんどん悪くなる数値が示されると思うのですが、だからと言って素直に下にいくとは限らないのが相場でもあるわけですね。今月以降は今以上に「なんでこれだけ景気悪いのに下がらないんだ」という空気になっていくかもしれません。

 

これはユーロ円の週足です。

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波はいろんな見方ができますが、去年4月の黒田砲以後が5波、という見方もできますし、この上昇自体が下落の調整波である可能性も見れるので、3波構成と見ることもできるんですが、去年の黒田砲以後は急上昇→調整下落→レンジ→急上昇のループです。

仮に現在が5波だとすると、黒田砲からすでにダイアゴナルトライアングルを描いている可能性があり、3波構成の波を3回作ることになるので、今のレンジを上抜ければ、また140から7.5円程度の上昇が見込め、5-3波が終了し、その後また調整が起こるでしょうが、暴落には繋がらずに再上昇することになります。今年の夏に上値が抑えられて伸び悩むようなら、120以下への大幅な下落が起きることになりますが、少なくとも現状では下のラインを割らない限りは大幅な暴落は起こらない、ということは言えると思います。もちろん150を上抜けて160を目指す可能性もゼロとは言えないですが、現時点で黒田砲並みのサプライズ材料が年末に出てくるとは思えません。

 

日銀はQ2は景気悪化を示唆していたので、ここで円安が起き、日経も上昇するとなると、おそらく計算が外れて緩和追加も見送りということになると思いますが、問題はQE2で日経も上昇し、GDPが改善されて、消費税10%が決定されることです。日経も為替相場もすでにバラまきによって暴落の可能性を含んでいるので、デフレに回帰する可能性は依然として強くあり、消費税10%は少なくとも今年は決定すべきではないと思ってます。