ウェブ屋ブログ

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2ちゃんねるとコミュニケーションのお話

今回はあんまり相場とは関係ない話なので、興味のない人はスルーしてください。

 

2ちゃんねる』ができたのは、自分が学生のころで、わりと黎明期から利用してたんだけど、自分で特定のスレをROMったり、書き込み始めるようになったのは市況板が初めてでした。リーマンショックが起きた頃だから、今から5年くらい前かな。

 

当時は自分も相場のド素人だったもので、最大の荒れ相場に果敢にスキャで挑んだ挙げ句、コツコツドカンを繰り返し、こんな無理ゲーで勝てる人なんかこの世に存在するんだろうか、と思ったものでした。

 

そこで、2chの人たちに教えてもらってたり、自分で2chの書き込みを良くも悪くも参考にしながら取引をしているうちに、なんとなく自分なりの勝ち方やスタイルというものが見えてきました。

 

だから、自分は2chがなければいつまでも勝てるようにならなかったかもしれないし、相場を通じていろいろ学べたので、どこの誰かは知らないけど、名無しの頃の自分に丁寧に教えてくれた人だったり、当時のコテや2chという存在にはとても感謝しているわけです。

 

自分がそれなりに勝てるようになって、2012年の初めに上げ相場が来るな、と思った時、できるだけ2chの人たちに還元したい、と思ったのがコテをつけたきっかけでした。

 

もちろん2chのコテなんて、所詮いろいろ叩かれたりもするんですけど、その中でも少しでも相場を勉強したいと思ってくれる人がいて、そういう人に会えて伝えることができたっていうのは自分なりにとてもよかったなぁと思うんです。

 

だけど、2chのコミュニケーションに馴れすぎてしまうと、ふとヤバいなと思う瞬間もあって、たとえば、自分が何かを言う前に、「リアルだったらこれは相手を傷つけたり、自分の品性が疑われるからやめておこう」と、言う前にブレーキをかけるはずの言葉をさらっと言ってしまえるようになってたりするわけです。

 

これが2chだけで、他の場においてしっかり使い分けできれば問題ないんですけど、あまりに2chに浸りすぎてると、相手を軽んじて、何か言葉を発する前に考えるワンクッションがいつの間にかなくなっていて、やたらと攻撃的になって毒されている気がするんです。

 

最近、ツイッターに移行してみたのも、ちょっとそういうコミュニケーションを変えてみたかったからで、人間の信頼関係も相場と同じで、慢心や思い込みによってなくなってしまう怖さをちょっと再認識しました。