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参議院選前後の為替の動向について~ドルスト編

 

前回はドル円とユーロ円についての可能性を見たんですけど、ユーロ円が曖昧だったのはドルストレートの動きがはっきりしない点のためです。

 

まずは豪ドル/ドルの日足。

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一度ウェッジを上抜けてからの上げを全戻ししていますが、これは底からの転換時によく見られるパターンで、週足の上ヒゲ陽線も同様です。もしここから来週に反転上昇に転じれば、豪ドル/ドルはウェッジ先端と見られる0.96を目処として反発し、豪円についても底割れを回避して上昇することになります。

 

そして、直近ではさらにどこを目指しているのかはっきりしないユーロドル。

まず、日足でさらにフラッグを継続させて、1.35を目指すパターンについて考えてみます。

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まったく可能性を切り捨てられないのがこの形。中長期のユーロドルの下落についてはこのペアを触っている人間なら共通認識といっても過言ではないだけに、荒れ狂う動きを見せており、その分、ユーロに関するペアに関しては値動きを読むことが難しくなっています。

 

もし、この形になった場合、フラッグの形の特徴と、初動の強さから考えると、前回の三角よりも急角度で上がった後に急激に下がる形になりがちですが、この場合、時期などはドル円と重ね合わせて考えてみる必要がありそうです。

 

前回の記事の通り、ドル円は持ち合いを前提として95円前後を目指していると考えると、参院選の前に底に到達するにはかなりのスピードで下落と戻りを繰り返さないと実現できませんが、参院選後の来週のどこかでドル安が止まる、という構図は考えられます。もしも今週のドル円の下落が、円高ではなくドル安主導で動くとすればユーロドルのさらなる急騰は可能性として残さなければならないです。その場合、当然ユーロ円は今週も三角持ち合いの中でレンジを続行することになります。ざっくりとユーロドルの天井とドル円の底付近が重なるとして1.35x95としても128.25ですから、おそらくほとんど持ち合いから出られていない状態です。

 

ドル円の底うち反転と同時にユーロドルが急落し、ユーロ円も持ち合いを下抜けするということであれば、参議院選挙後についても、完全にまだしばらくドル主導で相場が動き続ける、ということになります。少なくとも円が再び主導となって動きだすには、もう少し期間を置いた、ドル円が持ち合いから上抜けた後、ということになりそうです。

 

ユーロドルについては来週1.32を越えた後に跳ね返されて反落、というパターンも見ていますが、触るなら特に慎重にやりたいです。個人的には来週はドル円の戻り売りが一番リスクが少ないように思います。