あまり平日に為替の記事の更新はしないんですが、雇用統計前ということもあり、そろそろ大きく動きそうですので、書いておきます。
ドル円日足です。
ドルインデックスの底打ちと同様に、ドル円も結局97.5を割れずに跳ね返されました。
以前、97.5付近は底の候補には挙げていたのですが、もし今夜持ち合いを上抜けるという事であれば想定より1週間以上早いことになって不意をつかれた格好です。現状の押し目なく上がっている状況と、ドルストレートの形状の悪化から考えると、持ち合いをもう1往復している余裕はもうすでにないようにも見えます。少なくとも今夜からのドル円の爆発の可能性は見ておかないとなりません。
上抜けであれば、持ち合いの形状から考えると109円あたりがターゲットになっているような気がしますが、上昇のスピードによっては10月か11月ごろまでにはつけていてもおかしくない気はします。
上抜けた場合、おそらく5波では、持ち合いの底である93.78円と97.58円付近を結んだラインを下限としたダイアゴナル・トライアングルを形成する事になると思うので、106-107円あたりが目先のターゲットになるでしょうか。
ドル円が上抜ければ、昨日崩れたユーロドルとポンドドルは当然さらに崩れることになるでしょうが、ユーロ円とポンド円のクロス円は又裂きで上下しながらも上を目指し、ユーロ円はまずは135円前後に向かっていく、ということになりそうです。
まだ100円前後で跳ね返される可能性も残っていますが、雇用統計前にそれに近い位置にいるのであれば、正直なところ、売りでは向かいにくい気がしています。