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8月の為替の展望〜ドル円の上抜けのタイミングを考える

結局のところ、雇用統計直前まではドル高が進んでいましたが、発表直後からはドル安に反転し、ドル円は反落、ドルストレートは急反発、という形で今週の相場を終えました。

 

まず、ユーロドルの4時間足チャート。

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確認すると、ウェッジを下抜けた後、ウェッジの下限までのリバウンドを見せています。これは強い相場ではよく見られる形で、基本的にはウェッジのラインに復帰することはなく反落する形ですが、しばらく1.32台でのレンジが続き、派手に落ちない可能性も否めないです。

 

次にドル円の日足。

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100円手前で反落、という形になりましたが、金曜の日足の陰線は木曜の陽線を被せるものではないので、まだ形自体は強気を維持してはいます。

 

また、金曜の動きのようにユーロドルとドル円は現状のところ、逆相関の動きになっていますので、ユーロドルがすでに上攻めが限界だ、という考えに基づくのであれば、ドル円の下攻めも限界である、という考えを優先した方が確度が高いといえます。結果はわかりませんが、それなりの大きな材料がない限り、こういった大きな相関関係はなかなか変わりませんので、そろそろユーロドルとドル円が同時に下がるんじゃないか、という考えにシフトしていくのはリスクが高い気がしています。

 

当然、持ち合いの頂点から引けるラインに跳ね返されているので、95-96円に向かうことを前提と考えていると、未だ下降トレンドの継続と見ることもできますが、97.5が持ち合いの底になる根拠については、もうひとつに持ち合いの形状があります。

 

持ち合いの波については基本的に3波構成で、厳密には取るのが難しい場合もあるんですが、上図のように、101.5から97.5までの下げで、持ち合いを挟んで3波は終了し、次の上昇波がきている、と見ることができるので、現状ではその考えを優先しています。そして、今100円手前から98円半ばまで押した形になっているので、これから持ち合いを作るか、一気に上にいくかはまだわかりませんが、もしここから高値を越えられても100.1-100.2あたりの上限ラインの抵抗に跳ね返された後、もう1往復して、8月半ば以降に上抜けする可能性を見ておいた方が無難かもしれません。

 

上抜けた場合は、前回の記述の通り、おそらくドル円はかなり伸びるはずですので、そのタイミングでドルストレートの崩壊も同時に起きると考えた方が今は自然だと思います。

 

来週、もし97.5を割りに行くようであれば、明らかにこの考えは破綻していますので、まず週明けにユーロドルがウェッジの下限の限界を確認後、落ちるかどうかがひとつの目安になる気がしています。