相場は結局上にも下にも抜けないままに夏も終わり、いよいよ来週から9月に突入です。
例年9月の相場は動きやすいですけど、ひとまずドル円から見ていきたいです。
ドル円からはあんまり読めない
ドル円は97前後の堅さから日足で2度反発しているので、下を固めつつある状態ではあると思うんですが、あともう一度97割れまで押すかどうかというのは、はっきり言って読めません。三角持ち合いが継続しているなら、もう1段の下げから、96.8割れがあると読むのが通常ですが、すでに上抜けに向けた5波の初動が始まっていると捉えるなら、来週の週明けに押してから週半ばに上抜けても不思議ではない形です。どちらにしても、個人的には売りを狙って入りたくないです。
あと、雇用統計での上抜けは意識している人が多いところだと思うんですが、統計前の水曜や木曜に動き出すことも珍しくないので、注意は払っておきたいです。
ようやく崩れたユーロドル
ドル円で判断できないので、逆相関関係にあるユーロドルを参考にしてみたいところです。ユーロドルはひどい騙しを繰り返しながらも、やっと上値の重さから8/20の1.345を頂点として崩れています。戻りもありそうな形ですが、週足を見ても来週は反発しても続落する可能性は高く、基本的にウェッジ始点である1.3割れまではそこまで時間をかけずに到達する見立てでいます。
そうすると、ドル円との逆相関が成立していることを前提に考えれば、ドル円の上抜けにもそこまで時間はかからないと見た方が自然な考えな気がしてきます。
ユーロ円は又裂きながらも上へ?
最後に、美味しくなさそうなユーロ円です。ユーロ円は日足、週足を見てもきれいな持ち合いでアセンディングトライアングルを描いていると見ることができます。まだ下は129前後までの余力がありそうですが、この持ち合いが継続するなら、8/12の安値128あたりまでは届かないで反発するはずです。
ユーロドルが来週も続いて下落すると考えると、ユーロ円は当然、ドル円の上昇によって反発すると考えられるため、やはり来週半ば以降のドル円の上抜けは可能性としてはそれなりに高い気がします。
さて、こんな感じで見てみましたが、そろそろ動いてもらいたいって1ヶ月くらい言ってる気がしますが、そろそろ動いてもらいたいです。