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ドル円/クロス円の持ち合い上抜け後の動きとトレードスタイルの話

週明けからドル円もクロス円もドルストレートも下げている状況ですが、ドル円とユーロ円、ポンド円の持ち合いブレイク後の動きを検証してみました。

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それぞれ持ち合いは5波構成ですでに済んでいる、と捉えていますが、結局この辺りの波の取り方は後付けなので、この持ち合いの天井で売って、底で買って、という売買を完璧にこなすのはなかなか難しかったはずです。特にポンド円辺りは騙しが多いため、一度は引いたラインをブレイクしたと思っても、深い押しが入ったりしたため、「ラインをブレイクしたらホールド」という手法も、後から見れば「あそこで買っておけば」っていうだけで、リアルタイムでそれを確実に判断するのはやっぱり難しかったりします。

 

上のチャートのようにブレイク後、一度抜けたラインを確かめてからトレンドに乗る、というのがセオリーですが、今のドル円のように買いが溜まっているような状況だと一気に爆発は難しいですし、黒田砲のような動きをされると日足レベルで確認どころの話しではないので、これも必ずそうなる、という動きではないですよね。

 

「ブレイクしたら」っていうのも、そもそも100%客観的な見方はできず、今のドル円が本当にブレイクしてるのかどうかというのも疑心暗鬼の中でトレードしている人も多いはずで、この辺りの毎日の値動きをすべて読もうとしたところで完全に読めるわけがない、というのが5年くらいやってて自分が出した結論です。

 

トレードのスタイルについて

今までちゃんと書いたことがないような気がしたので、簡単にトレードのルールまとめるとこんな感じです。

 

・レバレッジは極力10倍以下を維持する。勝負するときだけ、12倍程度。

・1点勝負を賭けない。最初から天井と底を狙わない。スイングのポジションは少なくとも5回程度に分割する。

・ひとつのペアだけに賭けない。美味しそうなペアが出てきたら、余力でそちらに分散する。

・節目と思われる場所では、ホールドしている大局のポジと逆のポジを入れて両建てする。

 

毎日ずっとチャートに張り付いて監視できる人ならやり方はいろいろあるでしょうけど、それができない人にとっては、大局の方向さえ合っていれば、余裕を持って利益を最大にすることを諦めることで最終的に利益はプラスにはなる、っていう考えで自分はやってます。毎日の動きを読もうと繰り返していくうちに、本当のブレイクの動きも疑うようになるので、結局、レンジで失って、大きな動きも取れずに見送る、という最悪のパターンを避けるためです。要するに、細かい判断については放棄して、間違っていることを前提にトレードをする、ということです。

 

これは「マイナスにさえならなければいい」という考えで、一切効率を求めていないので、トレードの稼ぎだけで生活しよう、とか毎日着実に利益を上げようとか考えている人にとっては、はっきり言ってナンセンスな考えです。

 

そして、このやり方については波の取り方を間違うリスクが必ず存在します。損害を最小にするには「できるだけ底や天井に近い位置で最初のポジションを取る」という他に、そのポジションの有効期限を設ける、ということがあります。個人的には自分がスイングで同一目線でポジションをホールドするのは最大でも四半期の3ヶ月です。その期間を越えても自分の想像通りの動きになっていなかったら、そもそも大局の判断が間違っている、という可能性を見ないとまずいっていう考えでポジションを取ります。

 

たとえば5月に5波が終了したと判断してユーロ円を133円台でSしましたが、結果的にこれは波の取り方が間違っていたわけで、違うんじゃないかとやっと気づいたのは7月の半ばに132円台まできた辺りでした。

 

今も8月半ばに取った96円台のドル円Lをホールドしてますが、これもどれだけ遅くても11月半ばまでには手仕舞うと思います。できれば来月に手放せれば理想ですけどね。