さて、一見順調に上昇を続けているドル円ですが、当初の想定よりも伸びは悪く、ドルストレートも崩れないのでクロス円だけがやたらと強くて如何なものかと思ってる次第です。
まずツイッターでもアップしましたが、現状のドル円日足の波のカウントです。
下はドル円の時間足です。今日、持ち合い上抜けからの目処の101.3前後でどうなるか、というのがひとつの節目だったわけですが、1日トライしても越えられなかったことから1円程度のレンジの調整入りが濃厚になった気がしています。10/25以来の1ヶ月ぶりの波の調整なので、上抜けにはそれなりに時間をかけると思っています。まぁ、2週くらいはレンジが続いてもやむなし、という位置です。
そしてクロス円もすでに数週間の調整なしには上を狙うには限界、という位置まで上がってきました。
これはポンド円の日足ですが、ドル円と同じく、持ち合いを上抜けた目処の164.1辺りをつけた後は上値を抑えられています。このままでいくと来週から5波のダイアゴナルトライアングル内での調整で下値を探る可能性が高く、ポンドドルについても先月の高値を破れていないことから、来週からドルストレートが下落を引っ張るだろう、と考えています。
ユーロ円についてもほぼ同様の軌跡を描くものだと思っているので、最終的に来年初頭〜遅くとも2月あたりには天井をつけて調整相場が開始するイメージでいます。3月を過ぎれば下げも加速する感じでしょうか。まぁ、こんなにキレイには絶対に行きませんけどもw
ノイズさえなければ、やっぱり138円台で天井ですかね。
クロス円とドル円の調整相場は同時に来るはずですから、この考えを前提とすれば調整相場まであと2ヶ月程度しか猶予がないわけです。さらに来週からドル円もレンジが続くということになれば、ドル円の上値というのも必然的に伸びない、という想定をしなければならない時期になってきています。
すでにドル円は今日の高値を上抜けたとしても102円後半をつけた後で再び調整に入り、その後、最後の上げ、という波の構成になっているので、何か突発的な爆発がない限りは年末から年始にかけては103円から104円の間あたりが妥当な線になってきています。
ドルストレートについてはすでに上値を限定されているので、ユーロドル、ポンドドルについても豪ドル/ドルの後を追って長期の下落に再び向かうものと考えていますが、来年のドル円の調整の幅は比較的小さく、ここまで伸びてきたポンド円、ユーロ円の調整の幅は必然的に大きくなるだろうと思っています。
豪円はすでにもうダメですが、さらに崩れてアベノミクスを帳消しにする80円割れも視野に入ってくるかもしれません。まぁ、そういう通貨ですからね。
もし上値の限界が見えてくるようなら、その時にまた調整の幅なども考慮に入れて考えてみたいです。