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ユーロの限界?7月末~8月の為替

先週に引き続き、今週もユーロについてがメインです。

 

伸び悩むユーロドル

 

まずユーロドルの8時間足。

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まず1.35を目指すと見ていたユーロドルでしたが、ドル円の下落によっても高値が伸びずに抑えられ、なんだかなあという状態が続いていました。

現状ではまだ一概には言えませんが、ウェッジを形成しているようにも捉えられます。前回の1.34台を頂点としたウェッジと比較してもかなり大きめのレンジで動いていることが確認でき、このあと一往復をするとしても、来週後半あたりに1.33台前半が頂点となり、もしもこのまま下抜ければ急落して、1.27割れは避けられない形になるでしょう。また、2011年5月高値からの下降TLも来週は1.333-1.335あたりに位置しています。

来週前半にもし1.32台前半まで押して、ドル円も多少の戻りが見られる展開になると、この可能性は高まる気がします。

 

もしそうなると、おそらくドル円の持ち合いの底がその辺りの時期と重なることにもなります。来週末あたりにドル円は持ち合いの底をつけて上昇すれば、ここまでの流れから考えれば、ユーロドルは下落するはずですので、ユーロドルがその時点で1.33台あたりでとどまっているようであれば、そこからユーロドルの崩壊が始まる、と考えた方が自然になります。

 

ユーロ円はすでにC波に入った?

 

以上のように今後のドル円の下落によってもユーロドルがほとんど伸びないという考えを前提とすると、ユーロ円はすでに調整B波を終え、調整C波に入ったという見方に戻さなければいけません。また、ユーロ円のチャート自体の崩れ方も、その後のリバのなさを考えても現状は非常に悪い形と判断せざるを得ません。128.6辺りの抵抗を割り込むと、上昇を支えるものがない状態になりますので、一段の下落に注意したいです。

 

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来週、ドル円の下落により、ユーロ円もつられて下げた後、ドル円の底打ち反発と同時にユーロドルが崩れ出せば、おそらくかなりの速度でユーロは下落するはずですので、8月中にユーロドルは1.2台前半、ユーロ円は119-122円辺りでの調整を終えるという当初の可能性をもう一度見ておきたいところです。

 

以上の推察は、 あくまでユーロドルの動きを中心に考えている、ということです。現状のドル円の動きから察するに、円高による下落にはおそらく限界があると見ています。ユーロドルが崩れるかどうか、というのがドル円の今後を占う意味でも中心に置いて考えています。