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相場における「うまい」人

2chの市況掲示板とか見てると、たまに「上手い人」を求めてる人がいます。相場において「上手い」とか「下手」とかは、まったくないとは言わないですけど、問題なのは、そういう人たちがいう「上手い人」っていうのは、すべて読めるとか、間違わないとか思ってるんですよね。なんか完璧な存在がいるものだと思ってたりしてる。

 

これは経験の浅い人ほどそういう錯覚に陥りやすいのですけど、野球のバッティングの打率やサッカーのキーパーのセーブ率なんかと同じで、トレードにおいても完全に失敗しない人は存在しません。長年相場を触ってる人なら当然わかってることなんですけど、どれだけの経験者であっても、読みを間違うし、間違いに気づかない時もあるし、好調、不調の波もありますよね。

 

で、自分が思うに「上手い人」というのは、相場が読めない時に手を出さなかったり、損失を最小限に食い止めることができる人だと思ってます。自分が不調になる時に無闇に手を出さない人。

 

読めなくなるときはトレードのスタイルによって違いますけど、今のようなボラが少なくなったレンジ相場の末期というのは、振るい落としや騙しが入りやすいので、おそらく流れに乗ろうとして、スキャやデイトレでかすめ取ろうとすると資金を削られると思うんですよね。

 

間違っても短期間で資金を数十倍にできる人が上手いとは思わないです。短期間で得た金というのは失うのも早いです。その辺りの金銭感覚が身に付いている人とそうでない人は、やっぱりトレードの仕方を見るとなんとなくわかります。

 

ここぞとばかりに人の間違いを叩き、自分の正当性を主張したりするのは一体何と戦ってるんだろうと思います。自分だけは間違わない、と言ってることと同義なので、失敗すると取り繕うしかなくなりますから、やめた方がいいと思うんですけどね。

 

自分は間違う、という前提でやれば間違ったときのために余裕を持ってトレードできるようになるんですけど、なぜか自分にも他人にもそれを許さない人もいますが、経験上、完璧主義に陥るとトレードは泥沼化しがちです。